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吉田町立ちいさな理科館、裏から見ると

 9月15日付の連載「21世紀建築」は、吉田町の「ちいさな理科館」がテーマでした。10年の時を経て、町立図書館の西に〝増殖〟した建築。設計者の「ビレッジ(集落)」というコンセプト、非常にユニークです。(橋)

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 図書館の建築は1990年代。「21世紀建築」という連載の趣旨から外れてしまうので、詳述はしませんでしたが、これも魅力的な造形です。

 図書館建設に当たっては、町の建設委員会のメンバー5人が図書館建築賞を受賞した建築家の作品を見て回ったそうです。全国5箇所を行脚して、「ここにしよう」と決めたのが岡田新一設計事務所だったそうで。黒田和夫館長は「候補に挙げたのは著名な建築家の方ばかり。真剣に選ばせていただきました」と振り返りました。

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 入り口には、名誉館長の有馬朗人元文科相の手による看板が。

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 湯日川側の面にはプリズムの原理を利用した日時計。パッと見ただけだと単なる突起物にしか見えませんが…。設計担当の柳瀬寛夫さんの遊び心です。

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 川側からの導線は長いスロープ。「大道芸もできるスペース」と柳瀬さん。市民の発表の場として使うことが期待されています。

 

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