12カ月のハンドメード(6) ミニ台ふきん
今回、ミニ台ふきんを紹介してくださった富士市の町田和香さんは、独特の世界観でハンドメード仲間からも一目置かれる作り手さんです。6月には、清水区中河内にある古民家ギャラリーで初の個展も開催しました。今回は、個展会場の様子を少しご紹介します。(長)
ギャラリーに入ってまず目に飛び込んできたのは、赤ちゃんのスタイのような形をしたつけ襟。民族衣装のようにも見えますが、模様をじっくり見てみると、植物のような模様の刺繍だったり、クロスモチーフのワッペンだったり、遊び心たっぷりのオリジナルデザインだということがわかります。
アクセサリーも豊富でした。このイヤリングは、町田さんが17歳のころに愛読していた雑誌「olive」からインスピレーションを得たというもの。「高校生だった自分は、こんなものがほしかったな~」という形を思い出しながら作ったそうです。まるで、17歳の町田さんからの贈り物のようです。多くの作品にこのような誕生秘話があり、それを聞くだけで楽しくなってしまいました。
築150年という古民家が放つどっしりとしたエネルギーと、町田さんの一つ一つの作品が放つ強烈な輝き。そして山奥にも関わらず、一点ものとの出会いを求めて遠方から訪れるお客さんの熱気。ハンドメードっていいな、ハンドメードのつながりっていいなと、改めて感じた展示でした。
町田さんは現在も、精力的に活動中。詳細はブログでご覧ください。
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