トップページ >05)ミュージック >朝霧ジャム出演決定。ブルースハープ奏者陬波靖行さん

朝霧ジャム出演決定。ブルースハープ奏者陬波靖行さん

 10月11、12日に富士宮市で行われる野外音楽フェス「朝霧ジャム」の出演者が発表されました。今年は、地元富士宮市在住のブルースハーモニカ奏者陬波靖行さんが出演します(ギタリストの萩原基宏さんとのSUWA & HAGI名義)。2013年1月14日付「音楽の現場」でインタビューした際のメモを見返したら、記事にはできなかった面白い話がいくつも出てきました。(橋)

20140918webコラム.JPG

 

▼影響された奏者は誰ですか?
「まず、ジミー・ファッデン。脇役でも味のある表現ができるんです。ハーモニカってそういう部分があるんですよね。リード楽器だけど、伴奏もできる」

▼他には?
「チャーリー・マッコイですね。ナッシュビルのスタジオミュージシャンなので、ブルーグラス、カントリー。ブルースハープの『速吹き』を始めた人です。こんなに速く演奏できるんだと驚きました。ベースやギターもできるマルチミュージシャン。(ボブ・ディランの)『ブロンド・オン・ブロンド』にはベーシストとしてクレジットされています」

「ハワード・リビーも。技術的にも音楽的にも世界最高峰の奏者です。簡単なフレーズも吹くが、想像がつかない。オブリガード(カウンターメロディー)でも『そういう解釈するの!』という。そのメロディーだけでも通用してしまうような。おそらく300枚ぐらいのアルバムに参加していると思います」

▼練習法は?
「ハーモニカの入っていない音源を鳴らして、そこにハーモニカで参加する。ほかの楽器、例えばサックスとかトランペットのアドリブをコピーします。それからボーカルのアルバムを聞きながら、ボーカルの間のオブリガードをアドリブで入れるとか。ジミー・ファッデンはこの『合いの手』のセンスがいいんです。引き出しの多さが分かります」

▼どうやったらうまくなるでしょうか。
「経験しかないですね。いかに音楽体験を重ねるか。それと、いかにたくさん吹くかだと思う。私の生徒さんで、いきなりうまくなった人がいるんですが、その方は国家公務員で河川の管理をしていました。安倍川の近くが勤務地で、昼休みにに毎日河原で吹いていた。毎日20分。『やっぱり、毎日の練習だね』と話をしました」

▼ご自身はどんな練習をしていたんですか?
「若い頃は1日中吹きまくって、酸欠で吐いてしまったことがあります。次の日1日寝ていた。まあ、決していいことではないですけれどね。ハーモニカを始めて1~2年目ぐらいで、とにかくこれをやりたいという一心でしたね」

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

静岡新聞社文化生活部ツイッター ⇒⇒⇒ https://twitter.com/ats_bunka?lang=ja

「彩々プラス」の更新情報もお伝えしています。

コメントを投稿

コメントを表示する前に承認が必要です。コメントが表示されるまで、少し時間がかかる場合がございます。


画像の中に見える文字を入力してください。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.at-s.com/mt1/mt-tb.cgi/48821

トップページ >05)ミュージック >朝霧ジャム出演決定。ブルースハープ奏者陬波靖行さん

ご案内

静岡新聞文化生活部の記者ブログです。
取材時のエピソードなどをアップします。
音楽、アート、鉄道、くらしなどがテーマ。
紙面にプラスのこぼれ話が満載です。


★文化生活部ツイッター ⇒こちら
「くらしず」の更新情報もお伝えします。

★アットエスニュース ⇒こちら
静岡新聞の公式ニュースサイトです。