アート作品の創造と破壊
9月26日夕刊では、13~15日に川根本町で開催された「かわね 秋のたたけたけ祭り」の模様をリポートしました。同町在住の造形作家、日詰明男さんが考案した「川根ケチャック」を中心に、音楽とアートが両方楽しめる夜でした。(橋)
記事で紹介した民俗音楽バンド「OSMO」の演奏に先立ち、日詰さんの「宇宙トーク」が行われました。フィボナッチ数列に基づく「川根ケチャック」の考え方のほか、黄金比を使った「民主主義的階段」や3Dプリンターを使った最新作に込められた数学的思考について説明しました。
演奏終了後、日詰さんが音頭をとって、会場外に置かれたオブジェ「スターゲージ」が解体されました。芸術家が自ら作品を「破壊」する場面に立ち会えるのは、なかなか貴重な機会です。
「星」の頂点を束ねている大きな輪ゴムを取り外し、5人で引っ張ると・・・。
あっという間に25本の竹棒になってしまいました。「再生を繰り返す」というアートの一側面を確認したような気分でした。
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