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ノーベル賞に浜松出身、天野さん

 浜松市出身の天野浩・名古屋大教授ら3人がノーベル物理学賞を受賞したニュースが7日、世界を駆け巡りました。天野さんは浜松西高OBで、記者の大先輩に当たります。「これは参戦しなければ」。天野さんの関係者からコメントを取るための捜索が始まりました。(の)

 

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 そろそろ帰ろうかと準備し始めた午後7時すぎ、日本人3人がノーベル賞を受賞したと一報が入ります。そのうち「浜松西だって」「ええええっ!」。時既に7時半。天野さんは54歳。それぐらいの年齢の知り合いなんていない。コメント取れるのか? 

 

 弊社には浜松西OBが10人ほどいます。その中になんと天野さんと同級生のAさんが!Aさんは急いで家に帰り、同窓会名簿を手に再び会社に戻ってきました。記者は浜松総局で働いた経験を生かし、知っている名前を探しました。JCのメンバー発見。連絡を取るもつながらず・・・。 

 

 仕方ない。当時お世話になった、浜松西OBのBさんをあたりました。商店街のまとめ役を務めるBさんは60歳近く。一縷の望みをかけ電話すると、不義理な記者の数年ぶりの連絡にも嫌な声一つ出さず、めぼしい人を当たってくれました。見つからなかったら・・・どうしよう? 

 

 待つこと1時間。9時前ごろ、BさんはCさんを紹介してくれました。天野さんの高3当時のクラスメートだそう。おそるおそる電話すると、趣旨を伝えてくれてあってスムーズに取材開始。記者のつたない質問にもパッパッと答えてくれました。電話を切って一安心。さあ原稿書くぞ!

 

 Cさんの思い出話は天野さんの人柄をよく表していて、原稿の趣旨にぴったり。偉業を喜ぶ同級生、そして記者自身の思いも乗せて筆は進みました。出稿し終えたのは9時半ごろ。浜松総局記者の原稿もつなぎ合わせ、1本の原稿として完成したのは10時20分ごろでした。 

 

 ああ、帰り遅くなっちゃった。心地よい疲れと少しの興奮、そして空腹。帰宅し、ささやかに祝杯をあげました。こんなに誇らしく、光栄な仕事に関わることができるなんて!西高、バンザーイ!

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