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「2014年しずおか連詩の会」参加者紹介(3)~大岡亜紀さん

 11月13日から始まる「2014年しずおか連詩の会」の参加者紹介第3弾。画家で詩人の大岡亜紀さんは4年ぶり2回目の参加です。今回の「しずおか連詩」は監修者の大岡信さんの出身地三島市で開催。長女の亜紀さんが名を連ねることで、「連詩」をとりまく土地、人の縁が一層くっきりと浮かび上がります。(橋)

20141110web連詩大岡.JPG大岡亜紀「ある時 はじめて」(2003年)
 

 

 表題作など24編を収めた第二詩集。旅先のフランスの風景、鳥や魚の姿などを丹念に描写する筆致が印象的。社会時評やSFの要素も織り込まれる、多面的な内容です。あいまいな表現は注意深く排除され、読み手に意図がきちんと伝わるよう、一つ一つ丁寧に設計されているように感じました。

 大岡さんの近作は、ご自身のWEBサイトで読むことができます。

 2010年の「連詩の会」について、大岡さんは短歌往来2013年5月号で、 「綴られる語句が、次の詩句によって違う色合いを帯びてゆくさまに惹かれたものである」と書いています。同誌では同号と翌年の4月号の2回、歌人の畑彩子さんと2人で「連詩歌」を発表しています。

 10月は15~21日にヒルトン東京(新宿区)で個展を行った大岡さん。絵画と詩歌の世界を行き来する稀有な個性が、今回の「しずおか連詩」にどう映し出されるでしょうか。

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 静岡新聞社・静岡放送は「2014年しずおか連詩の会」の創作期間中(13~15日)、「連詩ライブ2014」と銘打ち、完成した3行詩、5行詩をほぼリアルタイムで特設サイトに掲載します。

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