「しずおか連詩の会」創作の過程(下)
「2014年しずおか連詩の会」。創作期間中に聞いた詩人たちのコメント紹介第3弾、最終回です。アットエスの「連詩ライブ」とともにお楽しみ下さい。(橋)
第30編→第31編
「前の詩で羽衣伝説が出てきた。『衣装フェチ』と書いたのは、物語の主人公の男のことです」(覚和歌子さん)
第30編→第31編
「『フェチ』という言葉から『病気』を導き出した。この語尾は、自分が普通にしゃべっているときの口調です。『病気』といっても否定的には捉えていません。自分を含めて、世の中の人はみんなどこか狂っている部分がある。『すてきな病気をお持ちですね』といった気持ちを込めました」(木下弦二さん)
第37編→第38編
「前の詩で覚さんが『連詩の神さま』を呼び出した。『あすの誰か』が、その神さまに当たります。ことし製作した(ドローイングなどの)『パラレル連詩』の風景を描きつつ、最後のあいさつをしました」(野村喜和夫さん)
第38編→第39編
「第38編の『すてきな落書き』を受けて、それを広げた形で最後の第40編につなげたかった。私にとっては、連詩全体が『すてきな落書き』のようなものだと気付きました。その上で、ほかにどんなものがあるかを考えました」(大岡亜紀さん)
第39編→第40編
「第39編の踊っている場面を受けて、その音楽が終わった後の舞台を描きました。『布』は終幕でもあり、幕開けにも使われるもの。三島の水を、集まった方々がそれぞれ持ち帰る、という流れです。これで終わりではないという気持ちを込めました」(東直子さん)
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