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「しずおか連詩の会」の「パラレル連詩」

 11月16日の「2014年しずおか連詩の会」発表会は、例年とは違った趣でした。会場がグランシップではないことはもちろんですが、詩の朗読と解説以外にも〝お楽しみ〟が用意されていたのです。(橋)

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 「多芸多才な方々が集まるのだから、連詩を巻く以外のこともやろうよ」。さばき手の野村喜和夫さんの何げない一言で、ことしはイメージ画と楽曲が作られることになりました。

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 イメージ画は大岡さん、東さんが中心となり2枚完成。詩の中に出てくる言葉やキャラクターを水彩絵の具や色鉛筆などで描きました。こちらが〝本業〟の大岡さんが中心といえば中心なのですが、2枚目は東さんの大きなタコの絵が主導した形になりました。東さんの、かなりうれしそうな表情が印象的でした。

 楽曲は木下さんがギターでコード進行などのアウトラインを作り、最終的に旋律を覚さんに任せました。歌詞は今回の連詩に出てきたフレーズと独自の詩をつないで木下さんが構成したもの。「自作詩を他人に作曲してもらうのは初めて」とのことで、覚さんへの強い信頼感がうかがえました。

 出来上がった曲について覚さんは、「ちょっと谷村新司さんみたいかな」。その後も、合間を縫って2人でリハーサルを重ねました。

 発表会で披露することは決まっていたのですが、〝サプライズ〟で最後に演奏する予定でした。ところが冒頭で野村さんがうっかり「特別に曲も作りました」と口を滑らせてしまい、一堂苦笑。

 気を取り直して(?)演奏した木下さんと覚さん。親しみやすい、手拍子のしやすい曲調で、会場から大きな拍手を浴びていました。

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