風景画のパーツを分解 県立美術館で所蔵品展
県立美術館で所蔵品展「風景解剖学 古今東西風景画のしくみ」が始まりました。山や海、田園を題材にした広大な絵を、パーツごとに分解してみようという試みです。さてそこに見えてくるものは。(宮)
来館者の皆さんが、絵のそばまで顔を近づけて観賞しています。切り立った峰や開かれた牧場の中に、何が見えるのでしょうか。そこには滝をのぞきこむ人や遠くの水辺などが実に細かく描き込まれています。
感情移入を誘う人物、潤いを感じさせる水、見る人の視点を定める大地など、個々のパーツがとても大きな役割を果たしていることが分かります。それは洋の東西を問わず、また時代も超えて、さまざまな風景画に見られるといいます。
今回は所蔵品を中心に、約120点を紹介。展示は1月4日まで。
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