静岡市清水区湯沢地区で「ソバ拾い」
12月4日夕刊「旅食」面。「味わう文化財 しずおかの在来作物」の新シリーズが始まりました。今回の静岡市清水区、湯沢地区のソバは8番目のシリーズです。11月16日に行われた収穫を取材しました。この地域では「ソバ拾い」と言うそうです。(橋)
記事中に出てきた大石家の土地を借りて、昨年からソバ作りに乗り出した高橋章夫さんは、アメーラトマトで知られる「高橋水耕」の代表取締役。口づてに湯沢のソバを知り、自分で育ててみたくなったそうです。
自社の社員や大石さんの親戚筋とともに、使われていなかった畑を耕作して8月31日に種をまきました。
収穫したソバは稲と同じように「はざ掛け」し、乾燥させます。雨が降ったらシートなどを掛けて対応します。
2週間干したら棒でたたいて実を落としてさらに3~4日天日干し。その後、業者に製粉してもらいます。昔は餅つきとそばうちを同時にやっていたそう。大石宏美さんは「急いで作業をしても、毎年、年越しそばにやっと間に合うぐらいの時期になってしまう」と話していました。
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