「ふじのくに地球環境史ミュージアム」市民見学会
12月13日、来年度開設される県立自然系博物館「ふじのくに地球環境史ミュージアム」の市民見学会が行われました。午前午後、それぞれ約40人が参加する盛況でした。(橋)
一般公開は初めてとあって、関心の高さがうかがえました。
教室だった場所が展示室に。上はかつて職員室だったスペースです。駿河湾が一望できます。参加者はかつての風景の写真パネルと見比べて、驚きの声を上げていました。
昆虫標本箱約3000箱が収められた収蔵庫では、岸本年郎准教授が、簡単な解説を加えました。
館内を一巡りした後、2人の研究員が自身の研究とミュージアム開設の意義を語りました。
山田和芳准教授は「地球環境史とは、自然と人間の関わりの中から未来を考えること」と話し、岸本准教授は「静岡県にどんな生物がどんなふうにやってきて、どう生きているかを記した昆虫目録を作りたい」と展望を述べました。
記事に参加者のコメントを入れましたが、詳しく書くとこんなことをおっしゃっていました。
「まず、かつての県立高校だった場所が、新しい施設として有効活用されることが素晴らしいですね。これまでNPO法人として地道に標本の蓄積と管理を行ってきた県自然史博物館ネットワークの皆さんに感謝したい。有意義な学びの場として、地域社会とともに発展することを祈っています」。
筆者も同じ気持ちでした。
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.at-s.com/mt1/mt-tb.cgi/49199