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駿府博物館「FACE」展

 昨日に続いてリニューアルオープンした駿府博物館の話を。本日10日から開かれる「FACE」展について書きます。(橋)

 

 駿府博物館のコレクションは、静岡新聞社・静岡放送の創業者、故・大石光之助が集めた近代日本画、書作品が原点です。特に日本画は有名作家の作品が多く、橋本雅邦、下村観山、横山大観、川合玉堂の作品も収蔵しています。

20140110web駿府1.jpg

 
 今回の「FACE」展では、伊東深水の「吹雪」が出品されています。内覧会でも人気を集めていました。この作品、2012年10月の国際文通週間の記念切手になったことでも知られていますね。

20140110web駿府3.jpg 真新しい展示ケースに、軸装の日本画がずらりと並んでいます。

20140110web駿府2.jpg 中にはこんな珍しい作品も。現島田市出身の洋画家、北川民次の版画です。バッタにのしかかられる女性の、切迫していながらどこかユーモラスな表情が印象的ですね。

 学芸員の木南憲一さんは1971年生まれ。駿府博物館と「同い年」だそうです。「住宅地に移転したので、今まで以上に地域の皆さんに気軽に足を運んでいただける、地域密着型ミュージアムを目指したい。県ゆかりの作家のコレクションは、まさに地域の文化資源だと思います」と熱を込めて語ってくれました。

  「FACE」展は2月1日まで。ぜひ足をお運びください。

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