来週からSPAC新作 「グスコーブドリの伝記」
静岡芸術劇場で13日から、静岡県舞台芸術センター(SPAC)の新作が始まります。宮城聰芸術総監督が演出を手掛ける「グスコーブドリの伝記」は、宮沢賢治の童話が原作。6日夕刊の芸能面で、脚本を担当する作家、山崎ナオコーラさんのインタビューを掲載しました。(宮)
子供向けの舞台化は珍しくない宮沢文学。これを大人向けに仕立てようとすると「脚本家としての解釈を見せたくなりがち」と宮城監督。自分を語りすぎない書き手として、山崎さんに脚本を依頼することになりました。誰にでも伝わりやすい言葉で流れていく数々の作品は高く評価されています。
山崎さんは脚本初挑戦。「ふだん小説を書いていても、脚本は全く別物」。会話文だけで表現する難しさが言葉ににじみます。両者を手掛ける物書きさんもいますが、やはり垣根を越える仕事には試行錯誤があるようです。
異なる文化の融合に面白さを見つける宮城監督。今回はどのような舞台に仕上げているのでしょうか。公演は2月1日まで。問い合わせはSPACチケットセンター<電054(202)3399>へ。
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