静岡新聞　文化生活部記者ブログ「くらしず」　紙面にプラス、こぼれ話いろいろ

　１月１５日夕刊掲載の「京の冬の旅」。紙面に掲載できなかった見どころの紹介、第３弾です。（橋）

　建仁寺本坊に置かれた俵屋宗達「風神雷神図屏風」の複製です。真ん中をぽっかりとあけた構図が、風神、雷神の浮遊感や動きを演出しています。

　法堂の天井に描かれた「双龍図」は２００２年、創建８００年を記念して小泉淳氏が描いたもの。海北友松のふすま絵「雲龍図」（複製）と見比べるのも一興です。

　方丈「大雄苑」と白砂の前庭。ゆったりとした大海のような枯山水。

　仁王門通に面した頂妙寺。仁王門の中をのぞくと、「運慶、快慶作」（同寺）とされる持国天、毘沙門天を見ることができます。

　こちらが俵屋宗達作「牛図」。「たらしこみ」技法で描かれた牛の筋肉、隆々としているのがよくわかります。

　境内には宗達のものとされる墓も。側面に「俵屋宗達」と彫られていました。