ことしの天文現象、日食と月食
1月26日付科学面では、月光天文台(函南町)の蒔田裕成研究主任に「ことしの天文現象」を解説してもらいました。掲載した情報は、静岡県で観測できるものだけにとどめましたが、地球規模で考えれば、日食が2回、月食が2回あります。時間とお金のある方は、海外に出掛けてみてはいかがでしょうか。(橋)
皆既月食は紙面で紹介した4月4日に続き、9月28日も見られます。地域は大西洋を中心としたヨーロッパ、アフリカ西部、北アメリカ東部、南アメリカなど。4月4日に比べると、地球の影の中心に近いエリアを通過するので、皆既食は2時10分ごろ(世界時)から約1時間10分続きます。
日食は3月20日はノルウェーとアイスランドの間の海上が舞台です。9時12分41秒(同)に皆既食が始まり、10時18分12秒に終了します。
9月13日には部分日食。アフリカ南部、マダガスカル南部、南極大陸のインド洋側で観測できます。食分は0.788。約8割が隠れることになります。
まあ、海外の話ですから少し現実離れしていますね。
取材した月光天文台では、毎月1回、定例観望会を実施しています。50センチ反射望遠鏡、20センチ屈折望遠鏡を使って、天体の観測を行います。一番日付が近いのは2月21日。対象は木星、金星、火星、すばるM45。興味のある方は、同天文台のサイトをご覧ください。
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