94歳女性がとらえたカエルの表情
2月11日、静岡市駿河区の静岡科学館る・く・るで開かれたイベントを取材しました。9階イベントホール前の廊下には、昆虫やカエルの写真がずらり。思わず見入ってしまいました。(橋)
撮影者は増井初江さん。静岡市葵区在住の94歳です。同館スタッフによれば、数年前から折に触れて増井さんの写真を展示しているとのこと。
出品した約30枚はすべて、フィルムからプリントしたもの。ハンミョウやカマキリ、チョウなどをとらえた作品は、撮影者の慈愛が伝わってきます。ナミアゲハの羽化の様子をとらえた連続写真は圧巻。これを94歳が撮影するには、相当なエネルギーが必要だったことでしょう。
アマガエルやタゴガエルの写真は、ほとんどがこちらに顔を向けています。どこかユーモラスな表情。何かを伝えたげな視線。特に代弁するようなキャプションがないところも好感が持てます。
「おばあちゃんの生きもの写真展」と題した今回の企画は2月22日まで。
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