父から娘へ100年の技 糀屋商店のみそ
2月23日の「地の味人の味」は、掛川市の糀屋商店さんにお邪魔しました。100年4代にわたって、無添加のみそ造りを継承しています。米糀を使った白みそをメーンに、赤だしや麦みそ、豆みそなど、品ぞろえも豊富です。(宮)
蒸し米を発酵させる糀室。糀菌を振って一晩、チャーハンのようにパラパラしてきた米をもみほぐします。雑菌が混ざらないように注意を払い、純度の高い糀に仕上げます。
大豆も準備。蒸す工程で、重さは2倍以上に膨らみます。辺りは煮豆の甘い香り。
塩を加えた糀と、大豆を混ぜ合わせてすりつぶします。この時点で、見た目はだいぶみそに近い感じ。ここから長い熟成を経て完成します。期間は時期によって異なりますが、早くて2カ月程度、長くて2年以上。みその種類によって、工程に違いがあります。
3代目の鈴木道賢さんを手伝う次女の千香子さん。主に糀作りを担当していますが、みそ造りの全工程を並行して学びます。
「発酵食品への関心は広がっている。どんなことにも対応できるように、経験を増やさないと」。4代目も使命感にあふれています。
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