トップページ >07)アート >グランシップで地域とアートについて考える

グランシップで地域とアートについて考える

 3月8日、県文化財団の地域文化活動賞の表彰式に行ってきました。式後、「地域コミュニティとアート」と題した記念フォーラムが行われました。(橋)

20150308web1.JPG

 

 本紙「時評」でも執筆していただいているアートプロデューサーの山口裕美さんの講演に続き、山口さんと静岡大教育学部の平野雅彦特任教授、「龍水の都」文化体験プログラム実行委員会の笹竹和行事務局長、「大社の杜 みしま」プロデューサーの河田亮一さんがパネラーを務めてトークセッションが行われました。

20150308web2.JPG

 それぞれに地域活性化とアートを結びつける活動をされている4者。特に平野さんの言葉が印象に残りました。

 13年前から学外との交流を授業に取り入れている平野さん。外部の企業家や商店街の店主らと関わることで、コミュニケーションの新しい選択肢を与えるのが目的と言います。

 ご自分のやっていることを「デザインに近いかもしれない」と規定。「デザインといえば、一般的にはモノをレイアウトする、新しいラインを引くといったようなイメージかもしれません。でも、僕は世の中の問題を解決することもデザインだと思う」と語りました。

 「アートとデザインは時々背を向けることもあれば、補い合うこともある」。アカデミックな世界と、「実学」を学生と一緒に往来する平野さんのスタンスに、どこか似通ったものがあるように思えました。

 

コメントを投稿

コメントを表示する前に承認が必要です。コメントが表示されるまで、少し時間がかかる場合がございます。


画像の中に見える文字を入力してください。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.at-s.com/mt1/mt-tb.cgi/49515

トップページ >07)アート >グランシップで地域とアートについて考える

ご案内

静岡新聞文化生活部の記者ブログです。
取材時のエピソードなどをアップします。
音楽、アート、鉄道、くらしなどがテーマ。
紙面にプラスのこぼれ話が満載です。


★文化生活部ツイッター ⇒こちら
「くらしず」の更新情報もお伝えします。

★アットエスニュース ⇒こちら
静岡新聞の公式ニュースサイトです。