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伊豆市のラッパーY.A.Sさん

 少し前になってしまいますが、2月26日夕刊の「とんがりエンタ」では、新作を発表した伊豆市のラッパーY.A.Sさんのミニインタビューとお届けしました。取材では、ラッパーとしてのルーツについても少し話をうかがいました。(橋)

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 Y.A.Sさんがヒップホップと出合ったのは10代前半。「兄が聞いていたCDやテープ。ビースティー・ボーイズのセカンドだったかな」。

 中学生のころに影響を受けたのはマイクロフォン・ペイジャーのMUROさんでした。「日本語でやっていることに感動しました。とにかく格好良くて。自分でもやろうと思ったのが中3のとき。それ以来、今も続けています」

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 筆者は、前作「ワルアガキ」を本当によく聞きました。中盤に入っている仲間たちのメッセージをそらで言えるぐらいです。
 リリックは自らの身の回りのことばかり。愛する伊豆や、家族も頻繁に出てきます。彼が優れているのは、「絆」「優しさ」だけを訴えるヒップホップとは一線を画す文学性。表現にふくらみがあるので、ストレートなメッセージがてらいなく受け止められます。

 このアルバムの1曲目「Prologue」から引用して、本日の締めとしたいと思います。

死んでからじゃ遅いから
生きてる今をアルバムにつづる
後悔は誰にもある
だからこそ後悔を減らして行く
裕福な暮らしを羨むより
動いて満足に浸ってたい
言いたきゃ言ってくれ綺麗事だって
吐く言葉が道しるべになって
俺はそうやって階段上がった

 

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