気になる体験型作品 GWのせかい演劇祭
ゴールデンウイークの静岡で開かれる県舞台芸術センター(SPAC)の「ふじのくに←→せかい演劇祭」。今年は6つの国と地域から話題のカンパニーが訪れ、独創的な演劇やダンスのステージを繰り広げます。宮城聰芸術総監督らによる製作発表会見が開かれ、観客参加型の作品が目に留まりました。(宮)
どんな体験をさせられるのかと気になって仕方ないのが、日本平の森で行われる「盲点たち」。
出演者の欄にSPAC俳優の名前があるものの、「何も見えないと思います」。演出のダニエルさん(仏)は言い切ります。あらすじは、目の見えない人たちが深い森にやってきて、しかし案内役の神父が実はそこで死んでいて…との説明。「肝試しみたいな感じ?」と尋ねたところ、もっと深い教えや導きがある、という様子です。
もう一つ、日本平のふもと池田地区で行われる「例えば朝9時には誰がルーム51の角を曲がってくるかを知っていたとする」。
長いというしかないタイトルにどんな意味が込められているのかは、参加すれば分かるのでしょう。「鳥公園」を主宰する西尾佳織さんに、浜松市でイベント企画を手掛ける鈴木一郎太さんと建築家の大東翼さんを加えた演出チームが、「知らない街」を体験させてくれます。
演劇祭は24日から5月6日まで。
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