何度も庭に出たくなる 掛川の松野さん邸
4月2日夕刊の「庭ある記 静岡のオープンガーデン」では、掛川市の松野佳代子さんに話を聞きました。花壇の間をぬうように通路をめぐらせた回遊性を楽しむ庭です。(宮)
シンボルツリーのハナミズキを囲むコニファー。黄金色の新芽が萌え始め、まぶしさすら覚えます。庭をゆっくり歩きながら、草花の変化に目が留まります。
家を建てる時、花壇と通路の設計図を自ら考えたという松野さん。住み始めた後も、場所を見つけて花壇のスペースを増やしています。こちらはロープをはめ込んでブロック代わりに。通路と同じく、曲線が柔らかい感じ。
庭中にある鉢植えも手が込んでいます。細かく刻んだ新聞紙にセメントをまぜて作ったという鉢もありました。岩のようにごつごつ、ぱさぱさした風合い。じっと見入ってしまいます。
何度も庭に出てみたくなる「お気に入り」をちりばめた空間。訪れる人によって、足を止める場所もそれぞれです。
7月上旬ごろまで、豊かな彩りが味わえます。
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