駿河ほねほね団
科学面で連載している「標本万歳」の打ち合わせで来年度にオープンする、ふじのくに地球環境史ミュージアムを訪問した際、頭の大きなセキツイ動物の骨格標本を収蔵庫で見つけました。いったい何の標本か分かりますか?(小)
正解はアンコウ! 決して倒れてしまったカネゴンではありません。同館の岸本年郎准教授によると、大きい獲物を丸呑みするため、口が巨大化する一方、胃に入れるのに邪魔な肋骨が退化してしまったのだそうです。
現在同館ではスタッフが30万点に及ぶ標本の整理と準備に追われています。アンコウの標本などは同館の運営を支えるNPO静岡県自然史博物館ネットワークのメンバー有志でつくる「駿河ほねほね団」が復元に取り組んでいるとのこと。
同館は国内で初めて、自然と人間の関わりを表現する展示を企画しています。いったいどんな博物館になるのか、1年後が楽しみです。
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