トップページ >「ガンピーさんのふなあそび」

「ガンピーさんのふなあそび」

 ふじのくに文化情報センター長に就任した平野雅彦静岡大教育学部特任教授は「チームで物事を動かしていくときの大きな指針になる1冊」として絵本「ガンピーさんのふなあそび」(ジョン・バーニンガム作)を勧めています。(小)

gampy.jpg

 

  「おやこアットエス」内のコラム「あすなろ」でも触れさせてもらったのですが、絵本は、動物や子どもたちがガンピーさんの船に乗ったものの、みんな乗船時の約束をやぶって好き勝手なことをしたせいで、船がひっくり返ってしまうという物語です。ただ、話には続きがあって乗船者(動物)たちはめげずに岸まで泳ぎ着き、ひなたぼっこをしてピクニックを楽しみます。

 サッカーの指導者にたとえれば、ガンピーさんはどちらかといえば、ジーコのような選手の自主性に任せる放任主義者のようです。でもマガトのようなルール順守の鬼軍曹タイプもいます。どちらが良いとは一概には言えません。ただ、文化的には多様性を許容する社会のほうが豊かになると思います。

 平野さんは、テーブルを囲んで食事をする大切さについても触れていました。絵本の最後には、みんなで外でランチをするシーンが登場します。Jリーグでも結束を高めるためによくバーベキューをしますよね。

 みなさんも、ゴールデンウイークにピクニックやバーベキューをして、仲間や家族との連携を再確認してみませんか?

コメントを投稿

コメントを表示する前に承認が必要です。コメントが表示されるまで、少し時間がかかる場合がございます。


画像の中に見える文字を入力してください。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.at-s.com/mt1/mt-tb.cgi/49731

トップページ >「ガンピーさんのふなあそび」

ご案内

静岡新聞文化生活部の記者ブログです。
取材時のエピソードなどをアップします。
音楽、アート、鉄道、くらしなどがテーマ。
紙面にプラスのこぼれ話が満載です。


★文化生活部ツイッター ⇒こちら
「くらしず」の更新情報もお伝えします。

★アットエスニュース ⇒こちら
静岡新聞の公式ニュースサイトです。