静岡新聞　文化生活部記者ブログ「くらしず」　紙面にプラス、こぼれ話いろいろ

　２１日夕刊「１２カ月のハンドメード」でマグネット付きピンクッションの作り方を紹介しました。「全工程手縫いなんて、ハードル高そう」。そう思った筆者が挑戦してみました。（の）

　取材のとき、作家さんがあまりに滑らかな手つきで、すいすいと作り上げるので、「自分もできるかも！」とうかつにも思ってしまったのです。周囲が見守る中、１人ちくちく・・・。４０～５０分かけてなんとか完成しました！一部、大きな縫い目が見えますが、ご愛嬌ってことで・・・。

　中綿はウール製だと、針がさびにくいとのこと。だいたい５グラムぐらい、手のひらに乗る程度の量を丸く、形を整えていきます。ふた部分と中綿を丸めた部分を縫い合わせるとき、「コの字型」にまつり縫いすると、なんと縫い目が見えないのです。本当に見えない！感激しました。もし、縫い目が目立ってしまったら、「レースやリボンを接着剤で張って」（一枚目の新聞写真の奥に、レーステープを張った作品が写っています）。この工程自体、接着剤で済ませてもかまいません。

　マグネットは１００円ショップなどで売っています。余ったマグネットや端切れを使ってブローチも作っていました。ブローチピンだと、夏服の薄い布地を傷つけることもありますが、これならその心配はありません。好きな布で、好きな形に。一度やり方を覚えれば、作品の幅が広がります。（問い合わせは、静岡市葵区唐瀬の「つばめ雑貨店」へ）