できるとできる
東部地域で取材中、取材相手の方から「中部在住ですよね」と確認されました。理由はアクセント。取材中「できる」の「で」を強く発音して質問していたからだそうです。(小)
東部では「で」ではなく「き」にアクセントを置いて「できる」と発音するとのこと(共通語と同じなのだそうです)。西部出身、中部在住の記者にとって、「できる」は違和感なくずっと使ってきたイントネーション。人生で初めて指摘(というほどでもないですが)されて、思わず「そうなのか!」と納得してしまいました。
実はお隣の愛知県民の多くの方が使う「い」を強く発音する「いる」という言い方がずっと気になっていました。おそらく関西圏の「おる」と同じニュアンスで発音するのだと思います。細かいイントネーションほど、普段使っている側は無意識に口にし、なじみのない人の耳には違和感が残るのでしょう。
そういえば昔、NHK教育テレビ(現Eテレ)で放送されていたこども向け人気番組も、当然のように冒頭の「で」にアクセントを付けて呼んでいました。でも東部の人や県外の人たちは違うイントネーションで番組名を言っていたのかもしれません。今度、「のっぽさんとゴン太君の出ていた番組ってなんだっけ?」と同世代の周りの人たちに質問し、出身地と照らし合わせてみようと思います。
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.at-s.com/mt1/mt-tb.cgi/49861