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21世紀建築「函南町庁舎」

 18日付朝刊「21世紀建築」では、2005年に建てられた函南町の庁舎を紹介しました。タウンシンボルとして重厚感を放ちながら、開放感も内包している左右対称の構造が美しい建物です。(小)

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 西側の出会いの広場には、タイルが年輪のように円形に埋め込まれています。そして4世紀の柏谷横穴式古墳群(柏谷百穴)造成から21世紀の庁舎建設までの町の歴史が年表形式で刻まれています。

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 地下には、オイルダンパー12台、鉛ダンパー18台、積層ゴム26台、すべり支承18台が設置され、鉄骨鉄筋コンクリート8階建ての庁舎を支えています。まさに縁の下の力持ち。さらに、屋上にはヘリコプターのホバリングスペースも緊急用に確保されています。

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 今回の取材で、設計した山下設計の担当者は「建物は敷地に支配される」と述べていました。建物は独立した存在ではなく、必然的に町並みとの調和が求められます。とりわけ公共施設の場合、その意味合いが強まるのかもしれません。

 町が生んだフィールドの貴公子、日本代表サイドバックを長年務める内田篤人選手のユニフォームも飾られていました。

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