虹色の帯と輪出現
22日午前10時すぎから昼にかけて、県内各地で太陽の周りに虹色に輝く輪「日暈(ひがさ)」と帯「環水平アーク」が同時に観測されました。今日の本紙夕刊3面でも、幻想的な写真と記事で紹介しています。(小)
記事の中で静岡地方気象台担当者は、今回の現象は「気圧の谷間の影響で、上空の湿度が増したため」と説明しています。
同気象台によると、発生時、上空に非常に層の薄い巻雲が発生していました。巻雲は六角形の氷の結晶でできていて層も薄いため、太陽光を屈折させて通します。その影響で虹色の円や帯、あるいは弧が付近に出現するそうです。見え方は雲の位置や観測者の居場所によって異なり、日暈は巻雲が比較的高い位置にあるときに、環水平アークは、太陽の位置が高いときに発生しやすいとのこと。そして両方が同時に(しかもこんなにくっきりと)現れるのは、かなり珍しい現象なのだそうです。
この現象について、みなさんの関心は非常に高く、静岡新聞デジタル編集部の速報ツイートは、当日午後6時までに4800以上のリツイートを集めました。
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