トップページ >03)フード >あんの断面に季節感 又一庵のきんつば

あんの断面に季節感 又一庵のきんつば

 5月25日の食の連載「地の味人の味」は、磐田市見付の又一庵さんを紹介しました。あんの原材料は北海道産のえりも小豆。煮込んだ一粒一粒は、大きさも艶も倍くらいにあるように感じられます。(宮)

くらしきんつば①.jpg

 砂糖と寒天を加えて煮込み、作業場は甘い香り。水分が多いうちは、粒がぐつぐつと鍋の中を動き回ります。次第に煮詰まると、どろっとしたお汁粉のような具合になります。

くらしきんつば②.jpg

 又一庵さんのきんつばには、季節の具材を入れた限定商品も。栗や白インゲン、青エンドウなどを加え、あんの断面から季節の味覚が広がります。

くらしきんつば③.JPG

 明治4年の創業。日本史でいうと「これからは 藩とは言わない(1871) 廃藩置県」の年に、大福などを売り始めた老舗です。

くらしきんつば④.jpg

 季節感を積極的に取り込み、洋菓子の商品開発も学んだ4代目の鈴木康元さんは「大手の参入はどの業界も同じ。時代に合った管理体制をつくり、選んでもらえる商品を用意したい」と話します。

コメントを投稿

コメントを表示する前に承認が必要です。コメントが表示されるまで、少し時間がかかる場合がございます。


画像の中に見える文字を入力してください。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.at-s.com/mt1/mt-tb.cgi/49918

トップページ >03)フード >あんの断面に季節感 又一庵のきんつば

ご案内

静岡新聞文化生活部の記者ブログです。
取材時のエピソードなどをアップします。
音楽、アート、鉄道、くらしなどがテーマ。
紙面にプラスのこぼれ話が満載です。


★文化生活部ツイッター ⇒こちら
「くらしず」の更新情報もお伝えします。

★アットエスニュース ⇒こちら
静岡新聞の公式ニュースサイトです。