臨済寺一般公開

臨済寺一般公開

　静岡市葵区の臨済寺が５月１９日、桶狭間の戦いで戦死した今川義元と病死した兄の氏輝を弔う「毎歳忌」に合わせて約２年ぶりに一般公開されました。国の重要文化財に指定されている本堂のかやぶき屋根を２０年ぶりにふき替えての公開です。（小）

新しくなった本堂の屋根は金色に輝いていました。数年前の台風で被害を受けた国の名勝に指定されている庭園もすっかりきれいになっていました。

賤機山の上にしつらえられた茶室からは県庁や葵タワーも望めます。

本堂には義元像や氏輝像、義元の軍師で徳川家康の師でもあった太原雪斎像、家康寄進の千鳥図屏風など数多くの文化財が飾られています。今川文書、沖六鳩筆の観音経も掲示されていました。

臨済寺は専門道場のため、普段は一般公開されていません。次回の公開は１０月１５日の摩利支天祈祷会です。ぜひ一度訪れてみてください。賤機山のふもとにたたずむ森閑とした古刹の空気を感じられます。

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