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富士御殿場蒸溜所

 8日付朝刊の特集連載「地の味 人の味」では、富士山のふもとにある県内唯一のウイスキー蒸留所を取材しました。(小)

 蒸溜器 (2).jpg

 キリンディスティラリーの富士御殿場蒸溜所は、日英米の合弁洋酒メーカーの蒸留所として1973年に出発しました。スコットランドからモルト(大麦麦芽)用、北米からグレーン(トウモロコシ)用の蒸留設備を導入しています。ウイスキーというと、モルトだけを使ったスコッチウイスキーやグレーンを主原料としたバーボンなどが有名ですが、モルトとグレーンを絶妙にブレンドすることで、また深みのあるオリジナルな味わいが生まれるそうです。

原料1.jpg

 城戸徹社長は「両方の設備を兼ね備えたことで外国のウイスキーの物まねでない日本人に合うウイスキーの開発が可能になった」と説明してくれました。近年、国産ウイスキーの海外での評価が高まっています。話をうかがっていて、まさに和魂洋才的というか、日本的なものづくりスピリッツ(!)を感じました。

 また同社は2年前、富士山の世界文化遺産登録を記念して27年もののシングルグレーンウイスキーを限定販売しています。古樽で熟成された世界的にも希少な原酒で、ホテルオークラのバーにも置かれているとか。ぜひ、いつか味わってみたい…。

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