テングサの産地から 盛田屋のところてん
6月22日の食の連載「地の味人の味」は、伊豆市にある盛田屋さんのところてん。テングサ漁から手掛けるという工程は特産地ならではです。「マンガ」と呼ばれる長い熊手で海岸から寄せるほか、十数メートルももぐって摘み取ることも。(宮)
採りたては濃い赤色。洗浄と天日干しで黄金色に変わります。保存中の姿は米俵のよう。
テングサを大釜でゆでて煮溶かします。熱湯でトロトロ。網や絹でこし、あめ色の煮汁だけを取り出します。型に移して数時間で固まります。カットしたら出来上がり。
良質のテングサを大量に使ったところてんは、かみ応えを感じるほどのコシがあります。「小間結びをしても切れません」と4代目の鈴木利治さん。
テングサ漁は8月ごろまでですが、製造は通年で続きます。
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