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紋切り

 江戸時代から親しまれていた「紋切り遊び」。紙を折り畳んで、切って開くと思いがけない模様が広がります。最近は紋切りも楽しむ本が続々登場し、人気を集めています。25日夕刊で、その紋切りを使った夏の楽しみ方を専門家に提案してもらいました。(岡)

FullSizeRender.jpg

 紋切りを紹介してくださったのは、グラフィックデザイナーで「なのかデザイン」代表の遠藤澄子さん。和をモチーフにした作品を数多く手掛けられています。紙面で紹介した「五つ折り」ができると、作品の幅が広がります。

五つおり.JPG

 紋切り①.JPG

 上の写真に写っている模様のほとんどが五つ折りによるものです。紙面では、折り紙を半分に折った二つ折りでより簡単に紋切りを楽しめるよう、3つのデザインをご紹介しました。

 遠藤さんは現代的な楽しみ方も紹介してくださいました。

ほしアート.JPG

 まず、白い紙に、ボールペンでぐるぐるいたずら書きをします。その紙で★を作ると、「ぐるぐる」の一部が切り取られ、現代アートのようです。「色鉛筆でぐるぐる描くと、また表情が変わります」と遠藤さん。

 江戸時代、紋切り遊びが生まれたころはカラフルな色紙もなかったでしょう。シンプルな和紙から生まれるデザインはキリリと冴えていたと想像が膨らみます。

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