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韮山反射炉を鳥の視点で

 本日7日付朝刊の韮山反射炉見開き特集では、メインの写真からARで珍しい空中写真映像を見ることができます。(小)

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 本社東部総局に配備されている小型無線ヘリ「ホーク」から撮影したもので、反射炉脇にある大砲の模型を起点に斜め上に上昇したり、反射炉の真上で静止したり、地上からは見られない角度で撮影した世界遺産を見ることができます。小型無線ヘリは現在、イーグル、シーガル、ホークの3台が本社、浜松総局、東部総局にそれぞれ配備されています。東部総局のホークは本紙初登場です。

 特集では江川家現当主江川洋さんのインタビューも掲載しています。江川さんは、平安時代から続く同家の資料や国の重要文化財江川邸を保存管理する江川文庫の代表理事で、反射炉を作った江川英龍(坦庵)の孫の孫にあたります。お顔に幕末の偉人の面影を感じませんか。

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 それにしても江川坦庵のスーパーマンぶりには驚かされます。反射炉建造、台場築造、日本初の西洋式帆船「ヘダ号」建造と、国家的プロジェクトを三つ並行して進め、いずれも形にしました。また、若かりし頃、臨時で任された山梨県東部の知行地の政情を、部下と2人で刀商人に扮して視察したエピソードなど、まさに実話版「水戸黄門」「遠山の金さん」。そのほかにも日本初のパンを焼いた人物、農兵制の提唱者、剣の達人で砲術の専門家、詩画にも秀でている、とエピソードに事欠きません。ぜひ某国営放送は大河ドラマの主人公候補として取り上げていただきたい。

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