トップページ >06)エトセトラ >お盆とさだまさし

お盆とさだまさし

 先日、県西部の実家に帰ったら仏壇にナスとキュウリと割りばしでつくった牛と馬が飾られていました。キュウリの馬はお盆にご先祖様があの世から早く現世に来られるように、ナスの牛はお盆が終わった後ゆっくりあの世に戻るように、という意味合いがあるそうです。(小)

obon.jpg

 県内では盆行事を7月に行う地域と8月に行う地域に分かれています。明治時代に太陰暦から太陽暦になった際、どういう経緯で新旧混在することになったのか興味深いです。ちなみに実家では旧暦で七夕を祝うので、盆と七夕が入れ替わっています。個人的にはやっぱり旧暦のほうが気候と行事の意図が合っていてよいと感じますが、伝統行事を個人の一存で代えるわけにもいきません。

 それにしても最近思い浮かべる夏の情景が、青い海、入道雲、といったサザンオールスターズ、チューブ的なものから、縁側とスイカと蚊取り線香、盆行事などしめやかな和のイメージに移ってきました。これって年を喰ったってことなのかもしれません。夏に聴くさだまさし、心に沁みます。

コメントを投稿

コメントを表示する前に承認が必要です。コメントが表示されるまで、少し時間がかかる場合がございます。


画像の中に見える文字を入力してください。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.at-s.com/mt1/mt-tb.cgi/50109

トップページ >06)エトセトラ >お盆とさだまさし

ご案内

静岡新聞文化生活部の記者ブログです。
取材時のエピソードなどをアップします。
音楽、アート、鉄道、くらしなどがテーマ。
紙面にプラスのこぼれ話が満載です。


★文化生活部ツイッター ⇒こちら
「くらしず」の更新情報もお伝えします。

★アットエスニュース ⇒こちら
静岡新聞の公式ニュースサイトです。