お盆とさだまさし
先日、県西部の実家に帰ったら仏壇にナスとキュウリと割りばしでつくった牛と馬が飾られていました。キュウリの馬はお盆にご先祖様があの世から早く現世に来られるように、ナスの牛はお盆が終わった後ゆっくりあの世に戻るように、という意味合いがあるそうです。(小)
県内では盆行事を7月に行う地域と8月に行う地域に分かれています。明治時代に太陰暦から太陽暦になった際、どういう経緯で新旧混在することになったのか興味深いです。ちなみに実家では旧暦で七夕を祝うので、盆と七夕が入れ替わっています。個人的にはやっぱり旧暦のほうが気候と行事の意図が合っていてよいと感じますが、伝統行事を個人の一存で代えるわけにもいきません。
それにしても最近思い浮かべる夏の情景が、青い海、入道雲、といったサザンオールスターズ、チューブ的なものから、縁側とスイカと蚊取り線香、盆行事などしめやかな和のイメージに移ってきました。これって年を喰ったってことなのかもしれません。夏に聴くさだまさし、心に沁みます。
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