素材や製法、時代と共に 六軒京本舗のしそ巻き
7月27日の「地の味人の味」は、幕末からしそ巻きを作っている「六軒京本舗」を訪ねました。浜松市東区の東海道沿いに立つ店舗兼製造所。その姿が歴史を語ります。(宮)
武者小路実篤が揮毫したという「六軒京」の書に、まず驚きます。先代が文化方面に明るく、縁があったとのこと。
シソの葉でみそを包むしそ巻き。米糀を多く使ったみそを、唐辛子や砂糖を加えながら混ぜ込みます。
大葉にくるんで揚げる青しそ巻きをはじめ、ゆばで包んだり、ピーナツを入れたり、古くからの製法で焼き上げたりする商品も。作業場には、小型のしそ巻きを作っていたころの窯が残ります。
5代目の鈴木重彦さんは「時代とともに人の嗜好は変わる。常に今の人に受け入れられる味を」と話します。口当たりや甘辛加減は、年配者にも若者にも好まれています。
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