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南アルプスとフェーン

 毎月最終週の月曜科学面に掲載している「しずおかの気象」も今週で3回目を迎えました。今回は気温を急上昇させる局地風のフェーン現象を取り上げています。(小)

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 解説者の遠山忠昭静岡地方気象台予報官によると、とりわけ静岡市は県内でも「乾いたフェーン」の発生しやすい地域なのだそうです(フェーンには「湿ったフェーン」と「乾いたフェーン」の2種類があります)。北西の南アルプスや焼津市との市境の高草山がフェーンを発生させやすい地形で、そこから上空の暖かな気塊が山の東(南)斜面を下降してきて気温の急上昇をもたらすそうです。

 特に南アルプスはフェーン以外にも静岡市の気候条件を決定づける要因を多くはらんでいるとのこと。冬に北風があまり吹かず、雪雲もやってこない一因も、背後に南アルプスがあるからだそうです。連載では、そういった南アルプスの影響について折に触れ説明していきたいと、遠山予報官はおっしゃっていました。今後の展開が楽しみです!

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