和で味わう旬の魚「冷や汁」
24日夕刊くらし面で、「和で味わう旬の魚」シリーズ第3回「冷や汁」を紹介しました。ここしばらくは涼しい日が続いていますが、急激な気温の変化に体が付いていけないことも。そんなときに魚やだしのうまみが凝縮した冷や汁はいかがですか。(の)
料理研究家、本田淑美さんに協力していただき、和食の技を使って魚を調理するシリーズです。和食の技は「一番だしのとり方」を紹介しました。ここでは本田さんに教わった技などを紹介します。まずはアジの干物の焼き方。干物や魚を焼くとき、どのくらい焼けばいいのか、迷うことはありませんか。本田さんはフライパンを使って焼きましたが、その場合は皮を下に4分、ひっくり返して3分焼きます。フライパンで焼き魚!も驚きです。
だしをこす時は、ぬらしたキッチンペーパーをかたく絞って使います。それがなぜなのかは知りませんでした。キッチンペーパーは水分や油分を吸収するもの。ぬらしておかないと、だしまで吸ってしまうからです。だしが自然に落ちるのを待ち、ペーパーに残ったものは絞らない。絞るとえぐみが出ます。だしの色が美しいですね。
具として加える豆腐は手やスプーンでちぎって入れると、断面がでこぼこになり、汁が絡みます。早く食べたいのに、まだ冷えてない! というときは、保冷材をビニール袋に入れて、それを汁の中に入れると早く冷えるそうです。今回もわくわくしながら試食。そもそも、みそ汁にキュウリってどうなのよ、と思っていましたが、全く気になりません! どころか、だしが効いているし、ミョウガの香味、キュウリの食感、焼いたみその香ばしさ・・・、ああもうおいしくて、おかわりしてしまいました。今回もごちそうさまでした!
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