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清水屋の小まんじゅう

 12日朝刊「地の味人の味」で、清水屋(島田市)の小まんじゅうを紹介しました。300年以上の伝統を誇る小まんじゅうの歴史や作り方を知ると、味わいがまた違うように感じられました。(の)

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 清水屋の小まんじゅうといえば、一口大の大きさと酒の香りが特徴。享保年間の創業から受け継ぐとされる「もろみ」は、小さなたるの中で元気に発酵していました。その香りはまさに酒。甘く濃厚で、まろやか。これが小まんじゅうの味と香りの元かと感激しました。そのもろみを使って皮を作ります。

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 小麦粉の土手を作って真ん中に生地の元を流し入れ、少しずつ小麦粉を加えて練ります。清水社長は「耳たぶくらいの硬さ」とおっしゃっていましたが、見た感じではもっと軟らかそうな印象。包あん機に生地を入れると、あんを包んだ生地が出てきます。丸めて形を整え、ほいろにかけます。ほいろといえばお茶、さすが茶産地と思いましたが、酒まんじゅう作りにはほいろを使う店が多いそうです。

 清水屋13.jpg  ほいろの次はいよいよ蒸し器へ。まだ膨らみきっていない生地がふっくらとします。本当の出来立てはアツアツで、皮もまだ水分を多く含んでいました。少しおいたものは、酒の香りもあんの甘さも十分に感じられ、おいしかったです。本店ではお客さまが見えたら、その都度、袋に入れて販売しています。保管に木の箱をつかっていますが、通気がちょうど良いそうです。島田支局に勤務していたこともあり、今回取材できてとてもうれしかったです。ありがとうございました。

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