必聴「家康組曲」 ハママツ・ジャズ・ウィーク
浜松市で開催中の「第24回ハママツ・ジャズ・ウィーク」。今年もアクトシティを中心に、街中の各所でジャズの催しを展開しています。これまでも落語や子育てを取り込んできた懐の広いイベントですが、今年は徳川家康ともコラボします。(宮)
最終日の25日、ヤマハジャズフェスティバルの中で、ピアニスト守屋純子さんが率いるオーケストラが家康公ジャズ組曲を演奏します。守屋さんは司馬遼太郎の「覇王の家」、山岡荘八の「徳川家康」など長編小説を読み込み、作曲に欠かせない詳細な人物像に迫りました。「読めば読むほど苦労している人。天下人を褒めたたえるだけでは表現できない」という思いから、まず「表家康公」「裏家康公」の2曲を作りました。さらに、ゆかりの3都市を舞台にした「三河武士」(岡崎)「三方ケ原の戦い」(浜松)「久能山東照宮」(静岡)が加わりました。
5曲の演奏順は、アメリカでの収録中、エンジニアのアドバイスで決まっていったと言います。「こういう時に、人の意見は意外と大事」と守屋さん。人の話は謙虚に聞いたという家康を思わせました。
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