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掛川市二の丸美術館を訪ねて

 夕刊くらし面で月1回連載している「学芸員ひと目ぼれ いいモノカタチ」。10月は掛川城そばにある掛川市二の丸美術館を訪れ、学芸員の方に8B鉛筆を紹介いただきました。美術館の外観は、長くせり出した屋根が印象的で、城郭の一部のような風格が漂います。芝生の緑、秋晴れの青空もきれいでした。(岡)外観.JPG

 館内に入るとすぐ左手に、開放的な空間が広がっています。木をふんだんに配した高い天井に、思わず見上げてしまいます。

内部.JPG

 現在は地元在住の美術家、木村鉄雄さんの回顧展を開催中です。赤や青など原色をベースに、異素材をコラージュした独特の抽象世界が広がっています。絵の具の力強い立体感が迫ってくるようでした。94歳の現在も創作されていらっしゃるそうです。

木村てつお.JPG

 写真の通り、外観は一見、平屋のようですが、地下に降りていく階段があります。その奥にも展示室があります。

 美術館入り口横のミュージアムショップには、葛布の作品やお茶など地元ならではのものが並んでいました。その中で、一際目を引いたのがこの箱です。

紙ばこ.JPG

 パッケージを製造する老舗「掛川紙器」がイタリアから輸入した紙をアレンジし、箱に仕上げています。マグネットで冷蔵庫などに付けるタイプもあります。動物や国旗、気球まで愛らしい模様が並んでいました。食卓やリビングが華やかになりそうな作品でした。爽やかな秋の休日、足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

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