静岡新聞　文化生活部記者ブログ「くらしず」　紙面にプラス、こぼれ話いろいろ

　浜松市美術館で１４日から、「曽宮一念と山本丘人」展が始まります。曽宮作品を以前より、展覧会で何度か鑑賞してきたこともあり、大胆で動きのある雲の描き方にとても興味がありました。そんなある日・・・。（岡）

　仕事を終えて会社を出てすぐ「曽宮が描いた雲にそっくり」という夕空に出合いました。東の空、細長く広がるオレンジ色の雲。青空とのコントラストが美しく、　「平野夕映え」という作品が目に浮かびました。

　その後、車を東方向へ走らせると、サイドミラーに見事な夕焼けが映りました。下の写真は路地に入ったところで撮りました。夕日は西に沈みます。その西の空の雲が真っ赤に輝いていました。

　秋が深まり、澄み切った青空が続く毎日。空を見上げることも増えました。次々表情を変えていく雲はずっと眺めても飽きません。曽宮はどんなところに引かれたのでしょうか。展覧会であらためて作品と向き合ってみたいです。

　ちなみに、本日の富士山にかかる雲もまた大胆な姿です。