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シラス漁の仕事場

 特集連載「ソノ仕事×コノ絶景」で、用宗のシラス漁の現場を取材しました。漁船に乗って間近でみるシラス漁はスピード感と迫力があって、陸からの勝手な想像とずいぶん違っていました。(小)

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 用宗のシラス漁は2隻が並走して網を張り、シラスの群れを囲い込む二艘引きです。主な漁場は、安倍川の水が流れ込んで海水と混ざる久能山から大崩海岸までの沿岸。プランクトンが豊富に発生し、それを餌とする用宗のシラスは丸々と肥えているのだそうです。 午前7時半、日の出とともに一斉に出港した約50隻が、所狭しと駿河湾に網を下す情景は壮観で、勇ましいBGMが流れてくるような印象を受けました。

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 今回取材させていただいた県しらす船曳網漁業組合長の斉藤政和さんは、10月から11月のシラスが一番おいしいともおっしゃっていました。 シラスが水揚げされると、運搬船に乗る仲間が急いで籠に入れて氷と混ぜ、猛スピードで港に戻ります。港では漁と同時並行でセリが開かれていました。富士山や水平線を眺めながらの風光明媚な漁というものを勝手に想像していたのですが、実際は、そんなことはなくて、一刻一秒を争う迫力が海上の仕事場にはありました。

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 「ソノ仕事×コノ絶景」では、紙面写真にスマートフォンをかざすと動画が始まるARも毎回展開しています。今回も、漁の流れが分かる映像が楽しめるので、ぜひご覧ください。

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