日本人の舌に合う ホソヅケ食品のキムチ
23日朝刊の食の連載「地の味人の味」は、焼津市の「ホソヅケ食品」のキムチを紹介しました。浅漬けやたくあんなど漬物全般を扱う同店で、キムチは人気商品の一つ。日本人の舌に合う程よい辛さが受けています。(宮)
野菜が不足しがちな寒冷期に備え、冬の始まりに漬け込む朝鮮半島の保存食。日本では主原料の白菜は冬場に限らず、キムチの製造は時期を問いません。
産地から届いた白菜は、水槽で塩漬け。1~2日で取り出し、水道水で洗浄します。「塩水は冷たい。水道の水が温かく感じます」と従業員の皆さん。
外側の傷みがある葉や硬い芯を取り、白菜が平らに伸びるように包丁で切れ込みを入れます。細かくカットする商品もありますが、こちらの本格キムチはほぼそのままの白菜サイズ。やみつきのファンが迷わず買っていきます。
短冊状になった白菜の葉を1枚1枚めくり、間にキムチのたれを塗り込みます。冷蔵庫で熟成させたら完成。
「昔は『辛くて食べれない!』なんて怒ってくる人もいました。今は食べやすい商品が多く、家族皆で楽しめます」と2代目の細川英之さん。激辛ブームで日本に浸透したキムチは今や、鍋やラーメン、チャーハン、スナック菓子でも人気の味。次はどんな食べ方が流行るでしょうか。
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