地質調査にロマン
11月26日夕刊「学芸員ひと目ぼれ」で、地質調査に使うクリノコンパスを紹介しました。静岡市清水区にある東海大自然史博物館の学芸員らしい一品にはロマンがあふれていました。(の)
登場してくださった柴正博さんはコンパスの使い方を教えてくれました。登山などに使うコンパスとは盤上の表記が違います。モノがあれば説明しやすいですが、文章での説明に悩みました。柴さん執筆の「地質調査入門」を片手に、うなりながら原稿を作りました。「地質調査をすると、地球の成り立ち、歴史が分かる」という言葉に壮大なロマンを感じました。その中で、「メガロドン」というサメの骨の化石が菊川市の山中で発見され、自然史博物館に持ち込まれましたと聞きました。「山にサメの化石!?」。なぞを解こうと調査を続けているそうです。その化石は自然史博物館に展示しています。
今回の取材で、初めて自然史博物館に足を踏み入れました。例年、年末になると恐竜の骨格標本のすすはらいが紙面を飾るので、知ってるつもりになっていましたが、紙面と訪問したのとでは全く違いました。最大26メートルあるという標本の大きさに圧倒されました。触れる骨の化石もあります。くびなが竜やマンモスの標本、静岡県の自然を学ぶことができるプロジェクションマッピングもある興味深い施設でした。
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