新年を手作りで(水引編)
本日24日夕刊のくらしプレミアムは、新年を手作りのもので祝いたいと企画しました。色鮮やかな水引と、ぬくもりを感じさせる紙。日本の良き伝統に触れることができた取材でもありました。まずは水引編を振り返ります。(岡)
静岡市の繁華街にある真野水引店。出合いは半年前にさかのぼります。文化生活部の歓送迎会を行った洋食レストランの手前にありました。閉店後ながら、同僚と「すてきだね。気になるね」と話していたのがきっかけでした。念願!の取材のお願いに、と店内に入ったら、水引飾りの色使い、立体感に目をうばわれました。
下の写真は格式の高い結納の水引細工。
店主の真野和子さんに伺うと、幸福は天から舞い降りてくるということで、鶴の向きは下向きが正式だそうです。隣りの亀の長さはとてもりっぱです。色とりどりの水引もきれいですが、金銀、紅白色にいっそうめでたさを感じます。真野さんも先代のお父様の手つきを幼いころから見て覚えたそうです。水引を扱う手さばきも美しかったです。
紙面では基本の結びとして「あわじ結び」を紹介しました。一度結ったらほどけない縁起の良い結びです。基本とのことですが、これが難しいのです。同僚たちと何度も挑戦しました。結び方が伝わるよう、説明する文章にも苦労しました。でも、できるんです。不器用な記者もマスターしました。ぜひ来年の正月飾りに、祝いの席に添えてみたいと思います。おせちづくりはその次に。。。
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