今年の漢字それぞれ
日本漢字能力検定協会が、今年の漢字に「安」を選びました。年末の恒例行事にならって、本紙文化生活部員も「今年の漢字」をそれぞれ選んだところ、「悼」「動」「童」「骨」「食」「葉」「轟」と、多様な文字が挙がりました。みなさんの今年を表す漢字はなんだったでしょうか。
「悼」
文芸フォーラム静岡代表の谷川昇さん、俳誌「甘藍」主宰いのうえかつこさん、画家長岡宏さん、詩人小川アンナさん、水木しげるさん、野坂昭如さん、安藤昇さん、そして母、多くの別れがあった年。(掛)
「動」
「SEALDs」など、若者が動き始めた。(志)
「童」
正月は「黒塚」で自らの影と踊るかわいらしい舞、晩秋は「ワンピース」ルフィーの宙乗りと「童」の気持ちを猿之助から受け取った。(渡)
「骨」
戦後70年企画に携わり、骨太な記事をめざしました。また周囲に気づかれないほど、地味に2回骨折した年でもありました。(宮)
「食」
オーストラリア、台湾と行き、現地の食に触れたこと。食の連載を始めたり、料理を習う機会もあったりして、幅が広がったので。(野)
「葉」
もともとアースカラーの緑が好きです。今年は植物好きの男性と知り合った縁で、観葉植物、祭りなど、取材の枝葉がいろいろ広がりました。また、小学1年の娘が学校で種から朝顔を育て、枯れたつるをクリスマスリースにしてきました。どのような物でも形を変えて、生かすことができる、そんなことを教えてもらった気がします。言葉も同じでしょうか。一つずつ丁寧に記事を書いていきたいと思います。(岡)
「轟」
県内各地の取材先に車で向かったことと、初夏に轟音響き渡る「マッドマックス怒りのデス・ロード」に衝撃を受けたことから。経済評論家の山形浩生氏がニュース番組の生放送中、登場人物のメイクを模倣し、着色スプレーを自分の顔に吹きかけて同作を顕彰した気持ちも(少し)わかる。(小)
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.at-s.com/mt1/mt-tb.cgi/54870