煩悩をはらふ
今年の年越しは、今川家の菩提寺、徳川家康ゆかりの臨済寺に出掛けました。「除夜の鐘」を一般市民もつかせていただけると聞き、子どもを連れて並びました。(岡)
「除夜の鐘」。皆さんもご存知とは思いますが、仏教では、人には百八つの煩悩があり、その煩悩をはらうため、除夜の鐘をつく回数が108回とされているそうです。山門が開いて石段で待っている時、鐘楼の急な階段に登る際も修行僧の皆さんがとても親切に対応してくださり、振舞われた温かい甘酒が心にしみました。
そして、昨年の数え切れない失態を反省し、厳かな気持ちでつかせていただきました。さすが、名刹だけに、素人がついても荘厳な響き。新年をあらたな気持ちで迎えることができました。
修行僧の専門道場のため、普段は拝観できませんが、春と秋に一般公開されています。記者は寺のたたずまいが好きで、時々入り口までふらっと行きます。いつ訪れても庭木が手入れされ、静寂に包まれています。ちなみに、除夜の鐘は108を超えてもつかせていただけるそう。懐の深さにますます引かれます。
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