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シュールなキャプション

 作家出久根達郎さんのエッセイ「人に言葉あり」が毎月1回弊紙教養面に掲載されています。明治に生きた有名無名の人物の知られざるエピソードがそこかしこにちりばめられていて、本文もとても面白いのですが、出久根さんご本人による写真説明が、また味があって(単刀直入に言うとシュールで)素晴らしいのです。(小)

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たとえば

◇11月27日の写真=玄関で眠っている猫と猫の置物のツーショット

→「ドラえもん?が店番してくれるというのでワシ眠っちゃったの。招き猫の役はあちらにかなわないもの」

◇10月23日の写真=障子が開け放たれた和室とひっくり返ったランドセル

→「よほど面白い物を見つけたんだなこの置き方は。と障子が目をみひらいた」

◇9月25日の写真=細道を歩く2匹の猫

→「これから大事な『猫会議』じゃ。今日の議題は、のっぴきならない問題らしい」

などなど。

 写真とキャプションを二度三度見比べると、じわじわとおかしみが広がります。次回は18日に掲載される予定です。みなさんもぜひ注目してみてください。

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