盛り付けに「美」
日曜日朝刊の子育て面で月1回、小説家辻仁成さんのエッセーを紹介しています。辻さんはシングルファーザー、フランスで男の子を育てています。17日は、息子さんへ毎朝作っている弁当「朝弁」の話題でした。彩りの良さにまず驚き、「盛り付けが彼(息子)の美的センスに影響を与えることは間違いない」との一文に、さすが芸術家と、感じ入りました。中央に並べられたニンジン。こんなに食べてくれるなんて、さぞおいしく炊いてあるのだろうと想像します。(岡)
記事によると、息子さんは皿に盛り付けた野菜は手を付けず残すが、弁当なら完食するとあります。我が家でも、野菜をどう食べさせるか苦労しているだけに、参考になります。写真説明に「ニンジンや豆も甘く煮込んでー」とあります。その味付けの工夫も聞いてみたいです。
辻さんのたくさんある著書の中で、記者は学生時代に「ピアニシモ」「冷静と情熱のあいだ」「サヨナライツカ」などを読んだくらいで、最近はご無沙汰です。切ない恋愛に一喜一憂した記憶しかありませんが、この月1エッセーを読むたびに、実生活で苦労しながらも前を向き、息子さんと歩んでいく姿に背中を押されています。最近の小説もまた読んでみようと思います。エッセーもどうぞお楽しみに。
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