しばちゃんのジャージー牛乳
掛川市北部の原泉地区でジャージー牛乳の生産と宅配を手掛けている柴田牧場を取材しました。地元では「しばちゃん」の愛称で親しまれています。(小)
牧場を経営する柴田佳寛さんはちょうど20年前、30代半ばで、ジャージー牛乳の宅配事業に乗り出しました。ジャージー牛を放牧で飼っている福井県勝山市のラブリー牧場を視察し、着想を得たと取材時に振り返ってくれました。20代前半で就農したころから、顔の見える農業をしたかったものの、若かりし頃はノウハウがなく、すぐにチャレンジできなかったそうです。当時は新規の牛舎建築も国の規制のため、なかなか認められていませんでした。県内でも宅配事業を行っている個人の酪農家は1軒だけだったそうです。
それから20年。設備投資など、いろんな苦労を乗り越えながら、配達先を約500件まで増やしました。配達時にお得意さんと特に会話をするわけではないけれど、信頼を得ているから契約を続けてくれると柴田さんは感謝しています。
搾乳の様子やつぶらな瞳のジャージー牛を動画で。
http://www.at-s.com/news/featured/culture_life/taste/
さらに、牧場近くには直営の「しばちゃんランチマーケット」があります。脇を流れる原野谷川のせせらぎを聴きながら、コンテナハウスの店内でラブリー牧場直伝の「こくうま」ソフトクリームやシュークリームが楽しめます(もちろんジャージー牛乳も)。ヨーグルトは昔ながらの酸味があって絶品です(行楽シーズンは行列ができます)。 場所は、新東名の森掛川ICを降りて5キロほど新東名の高架下を東進したところ。近くにはキャンプ場と温泉のある「ならここの里」もあります。大尾(おび)山登山などもお勧めです。「森の都」原泉、ぜひ訪れてみてください。
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